同窓会雑感 小野崎 敏(5期) 2010.09.18

小野崎 敏(5期) 2010.09.18

 
 私は1957年工業化学科有機・永井研究室卒業の5期生である。私達の卒業の頃に旧工化同窓会が結成されて、その第一回総会を深沢校舎会議室で開催したことを覚えている。その後、会則も決められて、会長は卒業後5年の同窓生が毎年引継いでいくようになった。
 私は1962年に、その会長職をバトンタッチし、6,7,8各期の副会長、会計等の役員とともに新体制で一年間職務を行い、次期に引きついだことを覚えている。その時に本部同窓会のよびかけもあり、本部八雲会の委員としても参画するようになった。妙な縁でそれ以降、本部の八雲会に約半世紀にわたり役員として関与することになったが、昨年その理事職も退いた。その間、キャンパス移転や大学再編に組織委員長や副会長として長期間会務にあたった。
 工化同窓会にも私なりに関心をもち、事あるごとに参加していたが、いつのまにか役員引きつぎなどの慣行も途切れて形骸化してしまったのは残念である。
 同窓会の目的は、会員相互の親睦に加えて、大学の目的及び使命の達成に協力し、在学生のためにも協力、活動することにある。それらを始動するのが役員の職務でもある。
 本部同窓会組織に長い間かかわり、本部から私達の工化(応化)同窓会を見たとき、全学の学部・学科・ゼミ・運動部等々の同窓生組織の中で、一番充実し、名簿・会報・財務が充実している一見優等生の会である。
 このたび応化同窓会として衣替えを契機に、新しい皮袋には新しい酒を入れて、人身一新して、先輩達が築きあげた組織を活性化してもらいたい。新役員のリーダーシップを発揮し、同窓会の目的を達成されることを、一老兵として望むものである。

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