新生同窓会についての一考察  上野賢一(24期) 2010.09.27

 業平と言えば一昔前までは、「名にし負わば、いざ事問はむみやこどり、我が想う人ありやなしやと」と詠んだ在原業平でしたが、今ではスカイツリーを思い浮かべる人が多いのではないかと思う。このように時代とともに人の感覚は変わってきている。

55 期まで達した我が都立大工化同窓会も、今、大学名の消滅と共に、首都大学東京応化同窓会として生まれ変わろうとしている。この機会を捉え、個々の同窓会に対する思いを見つめ直してみるのも良いのではないかと思う。私自身、気持の余裕がなく同窓会の目的である「先輩・後輩との幅広い交流」の意義が理解出来なかった。つまり居心地が悪かった。皆様はどうですか?

新生同窓会発足に当たり、同窓会に求めるものは何かを同窓会にぶつけてみることが、同窓会の活性化となり居場所の良い同窓会組織を創ってゆくことになると思う。

「新しいワインは新しい革袋で」の諺どおりに、先ずは自分が新たなワインとなって、自分の頭で主体的に考え、仲間と共に新たな革袋を作ることが必要に思う。

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