平成28年度首都大学東京応化同窓会報告

応化同窓会+分子応化同窓会の統合を承認

2016年11月26日
会長 八木 宏 (18期)

 
 首都大学東京応化同窓会総会にて,分子応化同窓会との統合が承認され,平成29年4月1日より,首都大学東京応化・分子応化同窓会として発足することが,決定された.
 
 平成28年度同窓会総会は,首都大学東京南大沢キャンパス交際交流会館にて,11月26日(土)午後2時~3時30分にわたって開催された. 同窓会総会には首都大学東京の分子応化同窓会の現役学生幹部にも出席をいただいた.
 なお、総会終了後同館のレストラン「ルヴェソンヴェール」で懇親会が行なわれた。
 
 当日は,2日前にあった11月として54年ぶりの降雪とはうって変わって,秋晴れの好転にも恵まれ,キャンパス内の木々の紅葉が美しく,同窓会総会には相応しい日であったと思われる.以下,総会の報告をする.

1.開会宣言
 司会の斉藤理事(27期)より平成28年度同窓会の開会が宣言された.
2.会長挨拶・活動報告
 私から,平成26年度,27年度の活動報告を含めた挨拶を行った.内容はホームページに別途掲載した.

会長 八木 宏
3.議案
 斉藤理事を議長に選出した後,総会前に行った理事会での議決結果が執行部より報告された.

副会長 三谷 洋 (統合後の新会長)
 3.1 第一号議案:「会計報告」について
 前回の総会から2年間が経過しているため,平成26年度,平成27年度の2年分の会計報告が三谷副会長・会計より行われた.会計監査が欠席のため,記載内容に問題なかったとの2名の監査による報告が代読され,会計報告は承認された.
 3.2 第二号議案:「分子応用化学同窓会との統合に向けて規約改定」について
 私から,本会と首都大学東京分子応化同窓会との統合に向けての経過説明を行うと共に,統合(平成29年4月1日)に向けた規約改正についての趣旨および条文毎の説明を行った.新規約については別途同窓会ホームページに記載するので,ご覧いただきたい.なお、分子応化同窓会においても,統合に関してすでに承認されていることを報告した.なお、当面の運用における細目は内規として取り決めており,その紹介も行った.
 主な質疑内容は新会員からの会費の収集方法に関しであった。分子応化同窓会から,現在は大学入学時に新入生を本同窓会準会員として受け入れ,会費を徴収する方式がとられており,約80~90%の新入生から徴収されているとの報告があった.統合後の同窓会でも同様な方式をとることとした.
 その後,拍手により新規約が承認された.これにより,平成29年4月1日より,本会と分子応化同窓会とが統合され「首都大学東京応化・分子応化同窓会」となることが決定された.
 3.3 第三号議案:「分子応用化学同窓会との統合までの役員候補の信任」について
 私より、平成29年4月の統合までの役員は現役員が継続し,統合後の新会長に三谷洋現副会長(25期)を推挙する提案に対して,満場一致で承認された.また,統合後の副会長に江崎敦雄現副会長(26期)が就任することも承認された.他の2名の副会長は分子応化同窓会から就任することも了承された.統合後のその他の役員については,あらためて新組織で決定されることとした.
4.統合後までの活動方針
 私より,統合までの活動として三谷新会長を中心に新しい統合同窓会の最終的な詰めと調整を行う旨,報告をした.また,3月には卒業生に対して,これまでと同様にMIP受賞者への表彰および卒業祝賀パーティーに対して本会から資金補助を行うことを報告した.
5.来賓挨拶:首都大学東京分子応用化学域長 教授 高木 慎介先生
 高木教授より、分子応用化学コースの最近の動きなどを紹介された. また、首都大学東京の組織改編により,平成30年度には学内組織は大きく再編され,現在の分子応用化学コースは環境応用化学科となることが報告された. さらに,都立大学時代と比較して,現状は,教員の減員もあり教員一人あたりの学生数がかなり大きくなり,さらに修士コースへの進学率が高いことから教員の負担が増大していることも報告された.
6.閉会宣言
 司会の斉藤理事より平成28年度首都大大学東京応化同窓会の閉会が宣言された.

特別講演

1.「産業遺産のユネスコへの登録について」 小野崎 敏氏(5期)

 
2.「福島原発由来の放射性物質による環境汚染対策」
首都大学東京分子応用化学域 特任教授  吉田 博久先生

懇親会報告

 レストラン「ルヴェソンヴェール」にて懇親会が開催された.三谷新会長,分子応化同窓会の亀山百合副会長(統合後に副会長就任予定)より挨拶があり,馬場宣良名誉教授(1期)からの乾杯のご発声のもと,応化同窓会員,分子応化同窓会理事などで懇親を深めた.



総会後にレストランラン ルヴェソンヴェールで行われた懇親会での歓談の様子

分子応用化学同窓会から参加の前期博士課程の皆さん