平成28年度 首都大学東京分子応用化学コース 卒業記念パーティに参加して

首都大学東京応化同窓会副会長 江崎敦雄

 
 2017年3月20日、首都大学東京卒業式、大学院学位授与式が東京国際フォーラム及び首都大学東京キャンパスで開催されました。同日夜6時より、平成28年度首都大学東京分子応用化学コースの卒業記念パーティが開催され、三谷副会長((25期)、私(26期)の2名が首都大学東京応化同窓会の代表として参加しました。パーティは京王プラザホテル多摩で行われました。参加者は学部卒業生約60名、修士修了生約50名および先生方10数名でした。
 平成29年4月1日より、首都大学東京応化同窓会(旧都立大学同窓会)と首都大学東京分子応用化学同窓会が統合されることが決定していますが、パーティ主催者の配慮で、分子応用化学同窓会谷口会長と三谷副会長(新同窓会会長)のご挨拶からパーティが始まりました。


谷口分子応用化学同窓会会長

三谷新同窓会会長

山口教授による乾杯

 
 お二人のご挨拶に引き続き、山口教授の乾杯の発声以降、卒業生の若いパワーがさく裂したような、とても威勢の良い会話がパーティ会場のあちこちで繰り広げられました。

 三谷新会長のご挨拶の主な内容は以下でした。
 首都大学東京応化(旧東京都立大学)同窓会と首都大学東京同窓会は、従来、別々に活動してまいりましたが、ここ数年のみなさまのご努力により、本年4月1日を以って統合することとなりました。これにより、統合後の「首都大学東京応化・分子応化同窓会」は、旧東京都立大学1期生(1953年卒)から、本年3月首都大学東京分子応化卒業生まで繋がった同窓会になります。
 さて、みなさまは、卒業され、就職される方、引き続き研究を続けられる方、いろいろと思います。就職される方は、環境が大きく変化しますし、同じ研究室で研究を続けられる方も、まわりの仲間やみなさま方の立場が変わると思います。環境が変わるということは、自分を変える大きなチャンスです。変えたい人は頑張ってみてください。変える必要がないと思っている方は、せっかくの機会ですので、再確認して頂ければと思います。
 社会に出て、大学で研究したことがそのまま役に立つことはほとんどありません。しかし、いかに情報を集めて、研究をどう進めていくかなどは、これからも役に立つことと思います。先生方もそのようにお考えになりながら、みなさまに接してきたのではないでしょうか?みなさまは、新しい環境で今までの研究、経験をどう役立てていくのか考えて頂きたいと思います。
 みなさまは、多くに方々に支えられてここまでこられたと思います。これまで、大学生活をともにしてきた、先輩・仲間をこれからも大事にして欲しいと思います。また、これから何か困った時には、今日までお教えくださった先生方もいつでも相談にのってくれると思います。今日、改めて、御礼をされると良いと思います。そして、ご両親、ご家族への感謝もお忘れなく。今日、ご自宅へ帰られたら、感謝の言葉を、是非。ご実家が遠いい方、ちょっと気恥しい方、宴会で帰らない方は、メール、ラインでお願いします。
 今後、会員みなさまのご意見を頂きながら、より充実した、同窓会活動を進めていきたいと思います。
 なお、5月に新人歓迎会を兼ねた統合同窓会発足記念総会を母校・首都大学東京構内にて行いたいと考えています。
 
 その後は、料理は若い人たちであっという間に食べつくされた感でしたが、食事とドリンク、会話を楽しんだ後、高木教授と三谷副会長による優秀卒業及び修了研究発表を表彰するMIP(Most Impressive Presentation)の表彰式が行われました。このMIPの賞品に対しては毎年本同窓会から一部の費用助成をしています。来年度以降も引き続き助成していきます。

 最後に、高木教授による閉会の言葉があり、首都大学東京卒業生、大学院修了生は熱い想い出を胸に次へのステップに羽ばたいていきました。