第14回「私が歩んだキャリアパス」講演会報告

「私が歩んだキャリアパス」講演会は、今年で第14回を迎えました。2024年10月19日(土)11時より、zoomによるオンライン形式で開催されました。出席者の参加しやすさを考慮して、オンライン形式での開催に決定しました。
 講演は、修士1年の梅木さんの司会で、OBの方2名の講演者から講演が進められました。

1. 小島 奏也 氏
 ・東京都立大学大学院 2021年 修士修了 久保研
 ・三菱ケミカル株式会社
2. 曽根 祐哉 氏
 ・首都大学東京大学院 2020年 修士修了 朝山研
 ・東洋紡績株式会社
 
 今年の出席者数は講演者の方々を含め24名で、昨年と変動はありませんでした。出席者の内訳を見てみると、幹事と講演者を除いて修士1年が大半でした。

初めに小島さんが講演を行いました。就職活動、現在の仕事内容を軸に、学生時代の経験や課外活動、インターンシップ経験についても紹介していただきました。就職活動においては、研究以外の強みを持つことが重要である、インターンシップは有利にも不利にも働く可能性があると仰っていました。また早い時期から面接練習を行うこと(面接が比較的早い時期に組まれている企業を受けること)がポイントと仰っていました。ご講演後の質疑応答では、「忙しい中で研究活動と両立しながら就職活動に向けて一番力を入れて取り組んだことは何ですか?」という質問に、「研究の忙しさを言い訳にせずに、自分なりに戦略を立てて臨むことが大切」とご解答いただきました。また、Zoomのオンラインでの講演にも関わらず、対面でお話を伺っているような熱量でお話を伺うことができました。

小島さん(中央)の講演資料の一部
小島さん(中央)の講演資料の一部
 
 次にOBの曽根さんが講演を行いました。これまでの業務内容や企業でのキャリアを中心に、入社前後でのイメージのギャップ、そのギャップをどう埋めるかについてお話していただきました。中でも、「自己実現をどこに求めるかがキャリア形成で非常に大事」という部分が印象に残っています。このメッセージはこれから就職活動に取り組む多くの人に当てはまる内容だと感じました。最後に学生に向けて「教授の方と就職活動についてもコミュニケーションをしっかりとる、相談する」というアドバイスをいただきました。
曽根さんの講演資料の一部
曽根さんの講演資料の一部
 
 今年も講演会がオンライン開催であるため、少々寂しいですが、懇親会は不開催となりました。今年の講演では、質疑応答の時間が限られてしまっていたため、1人当たりの講演時間を延ばすことが望ましいと考えております。
 今回の講演会開催にあたり、お忙しい中、貴重なお話をしてくださった講演者の皆様にお礼申し上げます。