平成22年度首都大学東京応化同窓会総会参観報告

平成22年11月6日
書記 24期 上野賢一

 
 平成22年度同窓会総会が、首都大学東京南大沢キャンパス国際交流会館大会議室にて 11月6日(土)午後2時~3時30分にわたって開催された。当日は一週間前の台風とはうって変わって秋晴れの好天となり、キャンパス内の木々も所々紅に色付いていた。以下、総会の様子を報告する。

1.開会宣言
 司会の八木理事より平成22年度同窓会総会の開会が宣言された。

2.会長挨拶・活動経過報告
 小井会長の挨拶は別項、HPに掲載する。

3.議案説明
 八木理事を議長に選任した後、総会での承認のため理事会での議決結果が執行部より報告された。

3.1 第一号議案:「規約改訂」
 長浜副会長より同窓会規約の改定案が説明された。改訂のポイントは以下であった。

  • 同窓会名称を「東京都立大学工業化学科同窓会」→「首都大学東京 応化同窓会」に変更する。
  • 会員間の連絡にホームページを活用する。一例として個人情報保護の観点より会員名簿を印刷物の形での発行からホームページ利用に変える。
  • 本体組織変更に合わせ、会員の範囲を新たに定義した。
  • 理事会と会員とのパイプ役として各期より選出される幹事が新たに設けられた。

説明に関し以下質疑、要望が出された。

  • 会員間の連絡をホームページで行うとのことであるが、会員名簿は発行しないのか。
    →個人情報保護の観点より会員名簿を印刷物で発行することには制約があり、個々のパスワードによるホームページ利用を考えている。
    →印刷物の制約の中で、会員名簿の発行を検討して欲しい。大学卒業後の組織として「首都大学東京同窓会」、「同期会」、そして「応化同窓会」がある。前2者と連携を図ることを期待する。
  • 同窓会役員として首都大学東京同窓会現役員の理事とあるがその意味は?また理事への就任については了解をとる必要がある。
     →首都大学東京同窓会との協調の意図で設定した。現教職員からの理事も含め、規約を検討する。

 提出された改定案については一部記載もれの修正、上記理事選任の条項を除き承認された。

3.2 第二号議案:「会計報告」
 前回総会から2年が経過しているため、平成20年度、平成21年度の2年分の会計報告が保木理事より行われた。会計監査より記載内容に問題が無かったことの監査結果が報告された後、日本振興銀行預金口座に残していることの説明要求があり、以下回答された。
 →破綻した日本振興銀行への預金額は1千万以下であり、預金保険機構より元金保証がなされていること、第二日本承継銀行より保証の書面を得ていることにより安全と判断した。

 回答許諾により会計報告は承認された。

3.3 第三号議案:「平成22、23年度役員候補の承認」
 小井会長より平成22、23年度役員候補につき選任理由と紹介があり、会場拍手により全員承認された。

4.新会長挨拶
 新会長に選出された長浜前副会長より自身の経歴、新会長としての抱負、今後の同窓会の活動方針が述べられた。

  • 自身都立大14期生であり、その後修士、博士課程を経て助手、教職員となり、都立大を離れてからは高専の校長を務めた。今回新会長を拝命し身の引き締まる思いである。
  • 都立大学卒業1期生と首都大学卒業生との間には60年近い開きがあり、会員相互の理解と親睦を図ってゆくことが益々重要となると考えている。
  • 今後の活動としては、会員名簿の整備、昨年初めて実施した大学への補助の継続、期浅会員の拡充を行なってゆきたい。

5.挨拶

5.1来賓挨拶 (首都大学東京同窓会長 田中努 氏)
 大学改革による度重なる学内組織の変更、組織を離れた後の繋がりの重要性を例に挙げ、名称変更による応化同窓会の意義及び期待を挨拶として戴いた。

5.2卒業生挨拶 (都立大1期生 馬場宣良 氏)
 都立大学創設当時の状況(金属組織学、無機工業化学の2講座しかなく卒業時にやっと有機工業化学、化学工学を加えた4講座となったこと、入学時の倍率が40倍であったこと等)を含め初期工業化学科卒業生の状態を話して戴いた。

5.3現教職員挨拶 (首都大学東京分子応化コース主任教授 久保由治 氏)
 近年(平成17年、平成21年)の講座名称変更の流れ、環境問題クローズアップにより材料化学系講座が注目されていることを話して戴いた。

5.4 現役学生挨拶 (首都大学東京分子応化域修士 今泉 正彦 氏)
 自身は首都大学東京1期生であり学生の立場から同窓会を立ち上げていること、将来的には首都大学東京応化同窓会と一体化して力を付けて行きたいことを挨拶として話して戴いた。

6.閉会宣言
 総会が予定時間を越したことが報告された後、池田前副会長より閉会が宣言された。

以上